この池は不思議な池で池の水がかき回されると最初に入ったものは癒されると言われていました。

5節 そこに、38年もの間、病気にかかっている人がいた。

さっさと歩けない足の悪い人でしょうか。
自分が入ろうとしてもほかの人が先に入っていく、この人はただ癒しを求めてここに連れて来られたのですけどもう38年もたちました。
もう半分あきらめかけていた時イエスから声をかけていただくのです.「良くなりたいか」と。

6節 イエスは彼が伏せているのを見、それがもう長い間のことなのを知って、彼に言われた。「よくなりたいか。」
7節 病人は答えた。「主よ。私には、水がかき回されるとき、池の中に私を入れてくれる人がいません。行きかけると、もうほかの人が先に降りていくのです。」
8節 イエスは彼に言われた。「起きて、床を取り上げて歩きなさい。」
9節 すると、その人はすぐに直って、床を取り上げて歩き出した。


神の奇跡です。イエスの奇跡です。
今も癒しはあるのです。「あなたの信仰があなたを直した」と言われるのです。

マタイ15:22
すると、その地方のカナン人の女が出て来て、叫び声をあげて言った。「主よ。ダビデの子よ。私をあわれんでください。娘が、ひどく悪霊に取りつかれているのです。

病気でも悪霊から来るものもあるのです。この母親は娘の病気を案じてイエスに嘆願しに来ました。

マタイ15:23 しかし、イエスは彼女に一言もお答えにならなかった。そこで、弟子たちはみもとに来て、「あの女を帰してやってください。叫びながらあとについて来るのです。」と言ってイエスに願った。

病気でもすぐに癒されるものもあればなかなか癒されないものもあります。この女の人はイエスに縋りつくのです。ところがイエスの返事は冷たいものでした。

マタイ15:24
しかし、イエスは答えて、「わたしは、イスラエルの家の滅びた羊以外のところには遣わされていません。」と言われた。

マタイ15:25
しかし、その女は来て、イエスの前にひれ伏して、「主よ。私をお助け下さい」と言った。

どんな時もあきらめない信仰です。

マタイ15:26
すると、イエスは答えて、「子供たちのパンを取り上げて、子犬に投げやるのは良くないことです。」と言われた。

普通ならもうあきらめて、開き直って「もう結構です」とは言わなかったのです。
マタイ15:27
しかし女は言った。「主よ。その通りです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」

ここで女の人も知恵を使ったのでしょう。子犬と言われても、「その通りです。子犬でも食卓から落ちるパンくずはいただきます。」

言い換えれば「神のことばのおこぼれでいいですのでください」と言ったのです。
マタイ15:28 そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。「ああ、あなたの信仰は立派です。その願いどおりになるように。」