2024年11月3日(日)説教題 「旅人」               横谷誠一
創世記12:1-4
その後、主はアブラムに仰せられた。
「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地に行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた。
アブラムがカランを出たときは七十五歳であった。


私が父の家、北河内群四条村(大東市北条)を出たときは三十七歳の時でした、生駒聖書学院に入学し、三年間の学びを終え、四十歳で摂津市に来て開拓伝道をはじめました。あれから四十五年、今、私は八十五歳です。百二十歳まではまだ三十五年あります。
私の務めは神に仕えることと、世界の平和と祝福のために祈ることです。

詩篇119:19
私は地では旅人です。あなたの仰せを私に隠さないでください。

私達はみんな旅人です.この地上は仮り住まいです.みんな御国に帰らなければなりません。そうでないと放浪の旅になってしまいます。御国まではイエス・キリストが道案内人です。

Ⅱコリント11:26、27
幾度も旅をし、川の難、盗賊の難、同国民から受ける難、異邦人から受ける難、都市の難、荒野の難、海上の難、にせ預言者の難に会い、労し苦しみ、たびたび眠られぬ夜を過ごし、飢え渇き、しばしば食べ物もなく、寒さに凍え、裸でいたこともありました。

パウロは伝道者としていろんな苦難を受けました。伝道者はいつも良い時ばかりとは限りません。山あり谷ありです。それを乗り越えていくのが伝道者の務めです。皆さんも伝道者です。

Ⅱコリント11:30
もしどうしても誇る必要があるなら、私は自分の弱さを誇ります。

「私たち伝道者には何も誇るところがありません。むしろ自分の弱さを誇りましょう」とパウロは言います。

> 1ペテロ2:11,12
愛する者たちよ。あなたがたにお勧めします。旅人であり寄留者であるあなたがたは、たましいに戦いをいどむ肉の欲を遠ざけなさい。異邦人の中にあって、りっぱにふるまいなさい.そうすれば、彼らは、何かのことであなたがたを悪人呼ばわりしていても、あなたがたのそのりっぱな行いを見て、おとずれの日に神をほめたたえるようになります。

意見の合わない人であっても自分の信仰をしっかり持ちましょう。あなたの立派な振る舞いで相手も変わってくるものです。

> 詩篇39:12
私の祈りを聞いてください。主よ。私の叫びを耳に入れてください。私の涙に、黙っていないでください。私はあなたとともにいる旅人で、私のすべての先祖たちのように、寄留の者なのです。

この作者はいつも主に祈る人です。私たちもいつも主に祈る人でありたいものです。
主はいつも祈りを聞いて下さっている方なのです。続いて作者は言います。「この地上では旅人であり寄留者です」と.私たちも同じです。この地上では旅人であり、寄留者なのです。やがて御国からお迎えが来るでしょう。そのときは「ハレルヤ」と叫ぶのです。喜び叫びながら御国に帰っていくのです。
主の祝福が一同の上にありますように。